樋口久子 三菱電機レディス2025
大会名誉会長
今、日本女子ゴルフ界にとって大きな喜びが訪れています。みなさまもご存知の通り、世界最高峰の舞台・米女子ツアーで、日本人選手たちが目覚ましい活躍を見せているからです。
今シーズン歴代最多となる13人の日本人選手が米女子ツアーに参戦し、ここまで5勝(うちメジャー2勝)と大躍進を遂げています。厳しい世界の舞台で日々切磋琢磨を重ねる選手たちが、その実力を存分に発揮し、数々の勇気と感動を日本に届けてくれています。
日本人選手たちの活躍ぶりに、観ている人たちに笑顔や夢や希望を与える、スポーツの素晴らしさを改めて認識させて頂きました。この快進撃は、日本女子ゴルフ界にとって大きな誇りであるとともに、国内ツアーで戦っている選手たちにも大きな刺激になっているはずです。
そうした世界との戦いと並行して、JLPGAツアーも全国各地で毎週スリリングな戦いを演じています。今年はここまでツアー初優勝者が9人、うちルーキーイヤーでの初優勝が2人と若いニュースターが誕生しています。
いよいよ『樋口久子 三菱電機レディスゴルフトーナメント』が開幕いたします。今年も舞台となる武蔵丘ゴルフコースのスタッフの皆さんが、例年以上の素晴らしいメンテナンスを施し、世界基準の高速グリーンで選手を迎えてくださいました。
シーズンも終盤を迎え、年間女王、シード権争いなど競争が激化していきます。ギャラリーの皆さまの声援が、選手のスーパープレーを生み出すエネルギーの源となるでしょう。選手たちの華やかな競演がファンの皆様を魅了することと確信しております。
最後になりましたが、主催の株式会社ADKマーケティング・ソリューションズをはじめ、特別協賛を賜ります三菱電機株式会社のご支援のもとに開催していただけますことを、心より感謝申し上げます。
さらに武蔵丘ゴルフコース、開催主旨にご賛同いただいた埼玉県飯能市の皆さま、開催の準備に向けてご尽力をいただきました、すべての関係者の皆さまに心より感謝と御礼を申し上げます。
樋口久子 三菱電機レディス2025
大会名誉顧問
三菱電機株式会社 代表執行役
執行役社長、CEO
樋口久子 三菱電機レディスゴルフトーナメント開催にあたり特別協賛社としてご挨拶申し上げます。
当社は2016年に本大会への特別協賛を始め、今年で10年目を迎えました。これまでの数々の素晴らしい瞬間を振り返るとともに、毎年選手達に激励や心温まる声援を届けてくださる多くのギャラリーの皆様に改めて深く御礼申し上げます。
本大会に出場される選手の皆様は、日々の鍛錬と豊富な経験に裏打ちされたその卓越した技術と情熱をもってプレーされています。その姿はギャラリーの皆様をはじめ私たちに感動を与えるとともに、スポーツの持つ力と魅力を再認識させてくれます。女子プロゴルファーの皆様のたゆまぬ努力と真摯な姿勢に、心から深い敬意を表します。彼女たちの姿勢は、次世代の選手たちにとっても大きな励みとなることでしょう。
また、本大会の成功には、多くの関係者の皆様のご尽力が欠かせません。毎年素晴らしいコースコンディションに仕上げていただている武蔵丘ゴルフコースの皆様をはじめ、主催者や運営スタッフの皆様、さらにはボランティアの皆様など、多くの方々のご協力、ご尽力によりこの素晴らしい大会は支えられています。皆様のご尽力に深く感謝申し上げます。そして、開催地である埼玉県飯能市の皆様の温かいご支援があってこそ、この素晴らしい大会が実現していることに心から感謝申し上げます。
今年もまた、どのようなドラマが繰り広げられるのか、非常に楽しみにしております。選手たちの熱戦を通じて、感動と興奮を皆様と共有できることを心より願っております。
どうぞ、素晴らしい大会をお楽しみください。
最後になりましたが、三菱電機グループは「活力とゆとりある社会の実現」を企業理念の中に掲げており、スポーツへの取り組みもその一環と捉えて活動しています。樋口久子 三菱電機レディスゴルフトーナメントへの協賛をはじめ、バスケットボールやテニスなど複数のスポーツチームへの支援や、世界の舞台で活躍するトップアスリートの採用などを行ってまいりました。今後もスポーツの普及とスポーツを通じた社会貢献活動に取り組んでいきたいと考えております。
今後とも、皆さま方のより一層のご支援を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
樋口久子 三菱電機レディス2025
ゼネラルプロデューサー
「樋口久子 三菱電機レディスゴルフトーナメント」の舞台、武蔵丘ゴルフコースの最寄り駅は東京・池袋から西武特急で約40分の飯能駅です。同駅からコースへはギャラリーバスを利用すれば10分ほどですが、徒歩で来場されるギャラリーも少なくありません。時間は倍ほどかかりますが、天気の良い日にはお勧めです。クラブハウスに向かう緩い上り坂を上ると、やがて左手のドライビングレンジから小気味の良い打球音と「おーっ!」と驚嘆するような歓声が聞こえ、自然と心がわくわく、観戦気分が高まります。
それから入場ゲートを通って、ドライビングレンジとその奥の練習グリーンに足を運び、お目当ての選手をじっくり観察したり、新しいお気に入りを探したりして、そしてその日の観戦プランを練るわけです。
そうした熱心なゴルフファンに是非とも注目してもらいたいのが最終18番ホール(パー5)の使用ティーです。
このホールには510ヤードと485ヤードの2つのティーイングエリアがあります。実際に使用するティーはその日の天候や試合展開を考慮して決定するのですが、最終日は基本的に前方のティーを使用します。
狙いは2オン、そしてイーグルの可能性を高め、エンディングをよりドラマチックに、より波乱含みにすることです。
例えば、昨年は地元・埼玉出身の岩井千怜が姉の明愛を2打離して優勝しましたが、最終日明愛は66ストロークの猛チャージをかけています。そして、18番ホールではピンまで残り249ヤードの第2打を“直ドラ”で見事2オン。イーグルはならずも、きっちりバーディーを決め、グリーンを取り囲む大ギャラリーから盛大な拍手喝采を受けました。
明愛は「ギャラリーの皆さんからはパワーをいただいたと感じました。それに応えるためにも盛り上げたいという気持ちがそうさせたんだと思います」とイーグル狙いで“見せ場”を作った思いを明かしています。
また、2021年大会ではペ・ソンウとのプレーオフに持ち込んだ渋野日向子が残り220ヤードの第2打を3番ウッドでピン3mにつける圧巻のスーパーショット。イーグルで激戦に終止符を打っています。
トーナメントのコースセッティングにはいろんな要素(フェアネス、スムーズな進行など)が求められますが、ゼネラルプロデューサーとしてはこうしたドラマチックな展開を呼び込むことも考えなければなりません。コースセッティングにはそうした演出の意図があることを知っていただければ、観戦がより楽しくなると思います。