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樋口久子

樋口久子 三菱電機レディス2024
大会名誉会長

樋口久子
 

実りの秋が到来。今年も10月の風物詩のひとつとなった、「樋口久子 三菱電機レディスゴルフトーナメント」が開幕いたします。

 

ここまで開催された、2024年シーズンの特性を申し上げるなら、世界との距離がより近くなった-そんな印象を受けたゴルフファンが、たくさんいらっしゃるでしょう。

 

世界の5大メジャーの2試合を日本人選手が制した、記録にも、記憶にも残るシーズンです。笹生優花選手が6月の全米女子オープンで大会通算2勝目を飾り、渋野日向子選手が2位。夢のようなワンツーフィニッシュに日本中が沸きました。

 

また、7月のアムンディ・エビアン選手権では、最終日、古江彩佳選手が65の猛チャージで大逆転。メジャー初優勝を飾りました。

 

さらには、8月のパリ・オリンピック。日本代表として出場した山下美夢有選手が1打及ばず、表彰台へ上がることはできなかったものの、最後まで優勝争いを演じた4日間の奮闘は皆さまもきっと感銘を受けたことでしょう。

 

そうした世界との戦いと並行して、JLPGAツアーも全国各地でスリリングな戦いを演じています。とりわけ、クローズアップされるのは竹田麗央選手でしょう。4月、地元・熊本のKKT杯バンテリンレディースオープンでJLPGAツアー初優勝を飾ると、上昇の階段を鮮やかなステップで駆け上がり、ここまで7勝を挙げ、ソニー日本女子プロゴルフ選手権、日本女子オープンの日本タイトルを2つもコレクションに加えています。

 

いよいよ本大会も開幕を迎えます。今年は、猛暑が続き、全国のゴルフ場もメンテナンス作業に苦労されておりましたが、武蔵丘ゴルフコースのスタッフの皆さんが、例年以上の素晴らしいメンテナンスを施し、世界基準の高速グリーンで選手を迎えてくださいました。

 

シーズンも終盤を迎え、年間女王、シード権争いなど競争が激化していきます。ギャラリーの皆さまの声援が、選手のスーパープレーを生み出すエネルギー源となるでしょう。最終日、全選手のプレーがホールアウトするまで、ご観戦のほどをお願いいたします。

 

最後になりましたが、今大会は主催・株式会社ADKマーケティング・ソリューションズをはじめ、特別協賛・三菱電機株式会社のご支援のもとに開催していただけますことを、心より感謝申し上げます。

 

さらに武蔵丘ゴルフコース、開催主旨にご賛同いただいた埼玉県飯能市の皆さま、開催の準備に向けてご尽力をいただきました、すべての関係者の皆さまに心より感謝と御礼を申し上げます。

漆間 啓

樋口久子 三菱電機レディス2024
大会名誉顧問
三菱電機株式会社 代表執行役
執行役社長、CEO

漆間 啓

今年、第9回目を迎える「樋口久子 三菱電機レディスゴルフ」にご来場いただき、誠にありがとうございます。努力と挑戦を重ねた選手たちが繰り広げる華麗なプレーを皆様と一緒に応援できることを、非常に嬉しく思います。

昨年の大会でも熱戦が繰り広げられました。初日はトップタイが3名。2日目には3打差中に6名という大混戦。最終日には、通算9アンダーで並んだ リ ハナ選手、仁井 優花選手、山下 美夢有選手の3名によるプレーオフの末、1ホール目で リ ハナ選手がバーディーを奪い、プロ3年目で悲願の初優勝となりました。今年はどのようなドラマが繰り広げられるのでしょうか。とても楽しみです。

さて、本大会の開催にあたり毎年ご協力いただいております埼玉県飯能市には、昨年同様に、選手のバーティ数に応じた金額をチャリティーとして寄付させていただきます。このチャリティーを、自然豊かな飯能市がさらに自然と調和した街となるよう、ご活用いただければ幸いです。

三菱電機グループは「活力とゆとりある社会の実現」を企業理念の中に掲げており、スポーツへの取り組みもその一環と捉えて活動しています。三菱電機レディスゴルフへの協賛をはじめ、バスケットボールやテニスなど複数のスポーツチームへの支援や、世界の舞台で活躍するトップアスリートの採用などを行ってまいりました。今後もスポーツの普及とスポーツを通じた社会貢献活動に取り組んでいきたいと考えております。

最後に、本大会に出場される選手の皆様のご活躍を祈念するとともに、本大会の開催に当たりご尽力を賜りました一般社団法人日本女子プロゴルフ協会様、飯能市および飯能市ゴルフ協会をはじめとする地元各団体様、またその他大会関係者各位に深く感謝申し上げます。

戸張 捷

樋口久子 三菱電機レディス2024
ゼネラルプロデューサー

戸張 捷

今季女子ツアーの様相を俯瞰すると、目を引くのは、ひとつはシード選手(ランキング50位以内)の顔ぶれが大きく変わる可能性があることです。9月??日現在、50位以内にはシード返り咲きが10選手、初シードが4選手、それぞれ含まれています。さらに、20位~70位前後の選手は多くが前後と10ポイント足らず、数ポイントの差でひしめき合っています。10ポイントというのは、この「樋口久子 三菱電機レディス」では30位で獲得できるポイントです。

シード権をボーダーライン付近で争う選手にとって、シーズンの残り試合はわずか3試合。ですからこの試合も、ひとつでも順位を上げたいという、選手たちの熱気に包まれることでしょう。

もう一つの注目は、もちろん年間女王の座をめぐる戦いです。

今季は、4月にようやくツアー初優勝を遂げた竹田麗央がその後は「破竹の勢い」で勝利を重ね、ランキングの頂点に立っています。この現状には、昨年まで2年連続女王の山下美夢有はもちろん、次を狙っていた小祝さくらや、岩井明愛・千怜姉妹にも意地があるはずです。

その岩井姉妹ですが、今年12月に行われる米女子ツアーの最終予選会(Qシリーズ)に挑戦する予定です。

最近は、彼女たちのように国内ツアーで実績を挙げると、すぐに米ツアーに転身する選手が増えてきました。背景には、10月初旬の世界ランキングで75位以内にランクされれば、直接最終予選会から受験できるというツアー制度があります。そして、その世界ランキングのポイントは、男子とは違い、国内ツアーでも高い得点を得られるため、国内で勝利を重ねれば、すぐに米ツアーへの扉が開かれるのです。

また、現在は世界ランキング75位以内で全米女子オープン、同50位以内でAIG女子オープンといったメジャーの出場資格を得られます。そのため、今季は前者に21人、後者には史上最多の19人の日本選手が出場しました。そのメジャーでの経験から、米ツアーで戦う自信を得たり、憧れを強くし、海を渡ろうとする選手は今後も増えるでしょう。

会場に足を運ばれたギャラリーの皆さんには、シード権と年間女王の座をめぐるふたつの熱戦とともに、近く米ツアーに挑戦する選手たちのプレーも注目です。しっかりと目に焼き付けてください。

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